軽自動車にお乗りのお客様から「パワーウインドウが閉まったまま動かなくなった」というご連絡を意外に多くいただきます。
大概はスイッチパネルの中身の破損が原因であることが多いのですが、次に多いのがレギュレター(ガラスを上下に動かす部品)の固着という症状です。
すべて金属のプレートとレールで構成されていて回転やスライドをしてガラスを上下させている部品です。
経年を重ねていくうちにこの稼動部分に塗布されているグリスが劣化したり埃などの異物が付着したりして動きが悪くなって行きます。
金属どうしが接触している部分もあり、こういう所の抵抗が大きくなるとモーターの力では動かなくなるわけです。
修理方法は洗浄して新しいグリスを塗布すれば直ります。
ワイヤー式のレギュレターのように交換することはほとんどありません。