サービス事例

車検NG例

メルセデス・ベンツ SL500(R129) 最低地上高不足で車検NG

ベンツSL500 車高.jpgのサムネール画像

R129のSL500! 

「この型が好きなんだよねぇ」 という方、結構いらっしゃいます。

そして、AMGのエアロ、ホイール、マフラー、ローダウンサスと定番のドレスアップ!

カッコイイです!

当店にもこのようなドレスアップSL500、SL320のお客様が数名いらっしゃいます。

 

車高を落とした(ローダウン)車は、車検場での検査で専用の測定器で最低地上高を計測されます。

車検の規定ではどんな車種でも最低地上高は9cm以上ないと車検は取れません。

もともと、このSL500用のローダウンサスはスプリング、ショックアブソーバー、タイヤが新品の状態で装着して車高は12cm前後とぎりぎりな感じなので、車検を受けに行く前はタイヤの空気圧を高めにして地上高も計って確認してから車検場に行きます。

先日、ダウンサス装着のSL500の車検で計ってみると9cmジャスト。

前回の車検ではもっと車高はあったと思うので、サスのヘタリが疑わしいところです。

しかし、スプリング、ショック、ブッシュとも多少の古さは感じるものの単体ではダメな感じではありません。

多分これらに少しづつヘタリが出始めて総合的な結果として車高がさらに下がっているのでしょう。

タイヤも残量3mm(新品時8mmくらい)と磨耗もありますが、これもまだ車検ではOKの範囲です。

車検の規定は9cm以上。9cmジャストでもOKという事です。

とりあえず車検を取り、後日これらをメンテナンスとして交換を考えて頂こうと思い車検場に行ったのですが結果は測定値8,8cm(2mm不足)で不合格でした。

事前に計測した箇所や方法は間違いないので、車検場までの走行でその誤差が出たのだと思います。

車高調整式のサスペンションならば2~3mmの調整は簡単なのですが、このダウンサスは固定式で調整はできません。

タイヤの空気圧も既にかなり高めにしてあるし、何らかの処置をしないと車検が取れません。

直ぐにお客様と連絡を取り、とりあえず車検が取れる最速、最安の方法という事でフロントタイヤを新品交換する事になりました。

その日のうちに再検査を受け、測定値9.6cmで車検を取る事はできました。 

しかしこのままではサスのヘタリも本格的になる事も考えられますので、お客様には次の車検までの間にサスペンションのメンテナンスをお勧めして納車いたしました。

 

 

 

車検のお問い合わせはこちらからどうぞ! >>>