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ブレーキパッド磨耗の限界を超えると・・・・


ブレーキパッドの磨材が完全になくなるとパッドプレート(鉄板)とディスクローターが擦れ合うという事は前の記事でご紹介しました。

その状態から更に使い続けるとどうなるか・・・

お互い鉄の部品なので、どんどん削れて薄くなって行きます。

↑ 削れたディスクローター

薄くなったパッドプレートがキャリパーの隙間から外へ脱落します。

走行中の場合、ホイールの内側で脱落したプレートが暴れまわるので物凄い音がします。

そしてブレーキを踏むと、ブレーキピストン (ブレーキパッドを押す部品) が飛び出してブレーキフルードも一瞬にして外へ漏れてしまうので、ブレーキペダルは床につくくらいスカスカになります。

幸い、このお客様は徐行程度の速度でこの状態になったので、事故には至らずに止まる事ができたそうです。

「ブレーキを踏むとチリチリ、キリキリ」 から 「キーと音が出続けて」 やがて 「ゴーという音に変わって」 と音の変化には気付いていたらしいのですが、「仕事の忙しさに感けて修理に出す機会を作れなかった。」 との事。

↑ ピストンもローターに当たって損傷 (左が新品)

修理には6万円ほどかかりました。

また、その日の仕事も遅れ、修理の2日間はレンタカーも借り・・・で出費というか損失はもっと大きいのでしょう。

最初の異音 「チリチリ、キリキリ」 でパッド交換していれば1万円ほどで済んだ事と思います。

でも、事故にならず良かったと思います。

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