サービス事例

修理・メンテナンス

フューエル(燃料)ポンプの交換作業

 冬の乾燥した時期は静電気が帯電しますね。

車の乗降の際には勿論、工具を手にする際もビリッと来ます。

そして、握った工具を車体(鉄部分)に近づけただけでも火花が飛ぶ事もあります。

そんな中、フューエル(燃料)ポンプの故障車がレッカーで運ばれて来ました。

フューエルタンク脱着.jpg

ガソリンタンクの中にポンプが取り付けられている場合は、まずタンクを車体から切り離し、ガソリンを別の容器に

移し替える作業が必要です。

ガソリンは気化=蒸発し易く、その蒸発ガスはとても引火性が高いので、その周囲は火気厳禁は勿論、

静電気のちょっした火花も引火~炎上~爆発の原因となるので油断できません。

セルフのガソリンスタンドの給油機に静電気除去パッドがあるのはこの為です。

フューエルポンプ交換.jpg

切り離したタンクを引っ張り出して、ようやくフューエルポンプの交換作業が出来るようになります。

フューエルポンプ新旧.jpg

輸入車全般的に古い年式の部品を取り寄せると、部品や電気配線の接続部の形状が変更されている事が

よくあります。

適合性をよく確かめてから取り付け、タンクを戻して作業完了です。

長年修理の経験を積んでもガソリンを大気に晒す作業は緊張します。